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コラム

信頼して長く付き合える住宅会社選びのポイント

2015年8月14日

テーマ:施工・メンテナンス・アフターサービス

コラムカテゴリ:住宅・建物

その住宅会社は信頼できるのか?

設計が決まり、工事開始から完了まで、施主に対応するだけでなく近隣に対しても、どのように配慮してくれたかで住宅会社の質が見えると思います。

工事中の近隣サポート、定期点検などのメンテナンスやリフォーム相談などももちろんです。

建築完了時点から建物の劣化は始まります。経年によるもの、天候や災害によるもの、使い方によるもの。理由はさまざまです。

特に見えない箇所の劣化を放っておくと取り返しのつかない事態に発展します。家も点検が必要であり、適切なメンテナンスは欠かせません。

そこで暮していると気付かないキズや損傷も、プロなら見抜くはずです。体や車の点検同様に、定期的にプロ目線でアドバイスを受けたいものです。プロであれば先を見越した提案があると思いますので、費用なども考慮して納得できるまで打ち合わせを重ねましょう。

リフォーム時のことも頭に入れて

建物自体の劣化だけでなく、家族構成の変化などで部屋を増やしたり、水周りに新しい機能を加えたりとリフォームが必要な時期がやってきます。

建物の構造を理解したリフォームでなければ、のちのちトラブルに発展します。施主の要望を聞き、構造を踏まえた提案になっているかで見極めたいものです。

リフォーム専門の業者も有効ですが、設計図を持っている構造が見えている業者、つまりそこを建ててくれた業者に相談すると、より良い提案が期待できるのではないでしょうか。

信頼できる住宅会社の見極め方

施主の立場になっているか。そこがポイントだと思います。しかし、それは施主の言いなりになるということではありません。
施主が気づかない、またわからないことに気づいて提案やアドバイスをしてもらえると頼もしさが増します。
契約まで相談を重ねる間に見えてくるものがあるはずです。設計が進むなかで、会社の雰囲気も理解できてきます。会社名に捉われず、担当者の対応などをみてじっくりと判断したいですね。

工事が始まってから気づくこともあります。担当者と工事現場との関係が良好であれば、きっと満足できる仕上がりになるのではないしょうか。

一方、担当者が高圧的で、業者がのびのびと仕事ができない現場では不安が残ります。担当者がいつも不在で業者に任せきりというのも困ります。重機などで組み上げる工程が増えても、家づくりは人の手が支えです。
担当者をはじめとする一連のチームが、きびきびと動き丁寧さを感じる現場であれば信頼につながっていくのではないでしょうか。

この記事を書いたプロ

谷野行範

古民家と古い木造住宅の改修・リフォームの専門プロ

谷野行範(有限会社 谷野設計)

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