どれがいいの?新築住宅のための換気システムの選び方
一年中安定している地熱の説明
暑い夏、井戸水は冷たく感じます。反対に寒い冬、井戸水は暖く感じます。
これは外気温(わたしたちが肌で感じる温度)と地中の温度(地熱または地中熱)で保温された井戸水との温度差によって感じられるものです。
井戸水の温度はほぼ一定ですが、外気温が変動することで感じる暑さ、寒さとの差でそのように感じる訳です。
それは「気温は季節によって変わるが、地中温度は年中安定している」ことから生じます。
つまり『土』は断熱・保温性能を持っているのです。
この機能を利用してカエルやヘビ、クマなどが「土の中」で冬眠します。
外気がどんどん冷えていっても、土の中は一定温度が保たれます。
天然の断熱材に守られていると言えます。
地熱を利用することで冷暖房エネルギーを削減し電気代を節約できること
外気温に影響される室内温度をどうやって暖めるのか(冷やすのか)で消費エネルギーが変わります。
その多くを電気でまかなっていれば電気代に反映します。
外気温に影響された室内温度を暖める(冷やす)場合と、あらかじめ暖められている(冷えている)大気をそうする場合では、電気代に違いが生まれることは容易に想像できます1季節に左右されず、1年を通じて安定した温度(地熱または地中熱)で暖められた(冷やされた)大気を使えば、冷暖房に関わるエネルギーの消費効率が上がり電気代などの節約にもつながることになります。
地熱利用の全熱交換型換気システムの特徴・メリットについて
コントロール可能な換気システムと 地中熱利用を組み合わせたシステムを弊社では採用しています。
フレッシュな外気を効率よく取り込み、なおかつ床下にある「全熱交換器」で温度と湿度を調整し、さらに地中熱を利用して快適温度の空気に換え、室内へ給気します。
このシステムの優れたポイントは以下の通りです。
① エアコンに頼らず年間の冷暖房費 (光熱費)が安くなります。
②冬でも家全体が暖かく、トイレや洗面脱衣室も寒くなりません。
③効率的な換気システムなので花粉症をシャットアウト!アレルギーの方も快適です。
④ 熱交換がスムーズで、除湿効果がありカビ・ダニが生息しにくい。
⑤本体ファンが床下にあるので音は気になりません。
⑥フィルターは低い位置にあるので交換しやすく、メンテナンスが簡単です。
⑦空気より重い有害物質(埃・花粉など)を床の排気口で効率よく排出します。