香川県で塗装のことなら外壁塗装の塗り替え時期と耐用年数
ひび割れの症状と原因について
外壁には、経年変化による劣化などでひび割れが発生することがあります。
外壁のひび割れには、ヘアクラック、乾燥クラック、構造クラック、縁切れによるクラックがあります。
ヘアクラックは、塗膜にできるクラックです。
ヘアクラックが発生する原因は、経年による塗膜の劣化、不適切な塗装作業などがあります。
乾燥クラックは主に乾燥過程のモルタルなどが、水分の蒸発などによって収縮して発生します。
乾燥クラックの発生は、完全乾燥収縮前のモルタルに塗装したことが原因です。
構造クラックは、住宅やマンションの構造的な欠陥によって、揺れたり、歪んだりすることが原因で発生します。
縁切れによるクラックは、モルタルなどの塗装で、途中で塗装を止めたり、部分的に塗装をやり直したりすることが原因で発生します。
補修工事の流れについて
ヘアクラックの補修工事では、弾力がある下塗材(弾性フィラーなど)をクラックの中に刷り込み補修します。
乾燥クラックの補修工事では、乾燥クラックにエポキシ系充填材の注入した後に微弾性フィラーを下塗りします。
構造クラックの補修工事は、0.3~0.7mm未満の構造クラックの場合は、シーリング材で埋め、0.7mm以上の構造クラックの場合は、クラックをV字にカットして、プライマーを塗布した後にシーリング剤で埋めます。
縁切れによるクラックの補修工事は、モルタルの場合、幅が0.3mm以上の縁切れによるクラックはシーリング材を充填します。
コンクリートの場合、0.3mm以上の縁切れによるクラックは、クラックをVカットした後に、樹脂モルタルまたはシーリング材を充填します。
下地調整の重要性と塗装のポイントについて
下塗りを行う前に、外壁のヒビ割れや損傷箇所を補修する下地調整は重要で、下地調整をしっかり行うことで塗装のひび割れを防止できます。
また、美しい外壁に仕上がり、雨水の侵入を防止することもできます。
通常の塗膜の10倍の厚さがある弾性塗料は、ゴムのように伸びて外壁のひび割れに対応します。
弾性塗料を外壁のひび割れに使うと下地が割れても、カバーしてひび割れが外観にでません。
20度で120%以上の伸び率がある弾性塗料の他に、0度で50~90%程度の伸び率がある微弾性塗料があります。
弾性塗料は2液型と呼ばれ、硬化剤を混ぜて使用し、混ぜてしまうと6~8時間以内に使いきらなければいけません。
ひび割れがよく起こるモルタル外壁には、ひび割れをカバーできる弾性塗料が向いており、良く使われています。