子育てには「心地よい刺激と楽しい運動」を128
子どもの心身の発達に「心地よい刺激と楽しい運動」をどう加えていただけるかという視点で子育てを考えてみましょう。
その答えは一つではなく、皆様方なりにあります。
子育てに迷ったときは、その子育てが「心地よい刺激と楽しい運動」に適応しているかどうか考えてみましょう。
運動で留意していただきたいのは、子どもという個を中心にまたたいせつにする運動だけが「脳の可塑性」を促進させます。団体やチーム運動には効果はありません。
その子なりにできる運動が「心地よい刺激と楽しい運動」なのです。
また、「その子の内側の体験の世界」の子どもさんには、いろいろな特性があります。
わが子が発達障害であるかどうかということではなく、また、それが何だかんだではなく、わが子を理解し、「心地よい刺激と楽しい運動」を加えてあげることが重要なのです。
この子育ては、胎児から始まります。
それは、その子に「楽しく心地よい刺激と運動」を与えることなのです。
胎児や乳児、幼児(3歳児まで)は「心地よい刺激」です。
幼児(4歳以上)からは「楽しい運動」です。4歳以上の幼児には「心地良い刺激」は並行して内在します。
これが、私の研究における、育児方法であり、「子どもの心身の発達」及び「子どもの心身の伸びしろ値の向上」です。
この取り組みは、すべて最新の脳科学の研究成果を基にするものです。
また、テニス指導においても同様です。よって、テニス指導においては、他のスポーツ指導者とはすべて異なるものです。
また、この画期的な指導法は「脳を育てること」につながるものです。
52回目の「心地よい刺激と楽しい運動」を解説します。
そして「楽しく、心地よい」身体運動と刺激が「脳をつくる」を解説します。
また、この脳をつくることが「子育て」になります。
どれもこれも、その子のみの子育てにつながります。
またその子の特性を理解しながら、子育てにつなげていくのです。
「脳を育てること」が「子育て」ですので、皆様ももう一度、最新の脳科学における「運動と脳」の新常識をご理解ください。
前に解説していることを再度述べるかもしれませんが、子育ての皆様が「子どもの脳のことを理解しながら、「子育て」をこれからもお願いいたします。
ご注意申し上げますが、脳というと大人の皆様方は「知識脳」つまり「暗記脳」と早合点しますが、「知識脳」ではありません。
お分かりにならないとは思うますが、子育てに積極的に使うのは「運動脳」です。
子育てにとても重要なことを述べました。
「運動脳」の解説44
「アストロサイト」の異常が神経発達症(発達障害)に関わっている
前回、最新の脳の研究から、グリア細胞のアストロサイトの機能不全が、神経発達症(発達障害)や精神疾患の症状を発していることがわかりました。と述べました。
神経発達症(発達障害)は、脳の機能障害です。その名のとおり神経ですから、脳細胞の神経細胞(ニューロン)の機能障害だけに特化した研究がなされてきました。ところが、アストロサイトの異常が神経発達症(発達障害)を引き起こしているのではないかという研究が発表されました。
2022年、科学誌「Nature Neuroscience」9月号に掲載された米国の研究チームによりますと、「神経発達症(発達障害)にアストロサイトと呼ばれる脳細胞の異常が関係している」との研究成果の発表がありました。
これまでの研究で、神経細胞(ニューロン)だけをシャーレで培養としても正常に発達しないが、アストロサイトかアストロサイトが分泌したたんぱく質を加えると、神経細胞(ニューロン)の神経突起伸長の発達が促進されることや神経細胞(ニューロン)は、神経伝達に必要なネットワークを形成するために、細長い突起上のつるのような組織を伸ばすことはわかっていた。
同国生物医学系のソーク研究所の神経科学者のニコラ・アレン氏他は、アストロサイトは、脳の中の老廃物を除去したり、脳内環境を一定に保ったりする役目の他にも「マルチタスクに長けた細胞」であり、「適切な場所とタイミングで合図を出すことによって神経回路の形成を指揮している」つまり、「神経細胞(ニューロン)に何をすべきか指示をする役割をもっている」可能性があると述べた。
このことから、神経発達症(発達障害)のある脳では、このアストロサイトがうまく機能していないのではという問いから、アストロサイトの異常を突き止めるための研究を行いました。
とても大事な、たいせつな「あなた自身のわが子への子育て」が始まっています。
次回に続きます。



