子育てには「心地よい刺激と楽しい運動」を119
子どもの心身の発達に「心地よい刺激と楽しい運動」をどう加えていただけるかという視点で子育てを考えてみましょう。
その答えは一つではなく、皆様方なりにあります。
子育てに迷ったときは、その子育てが「心地よい刺激と楽しい運動」に適応しているかどうか考えてみましょう。
運動で留意していただきたいのは、子どもという個を中心にまたたいせつにする運動だけが「脳の可塑性」を促進させます。団体やチーム運動には効果はありません。
その子なりにできる運動が「心地よい刺激と楽しい運動」なのです。
また、「その子の内側の体験の世界」の子どもさんには、いろいろな特性があります。
わが子が発達障害であるかどうかということではなく、また、それが何だかんだではなく、わが子を理解し、「心地よい刺激と楽しい運動」を加えてあげることが重要なのです。
この子育ては、胎児から始まります。
それは、その子に「楽しく心地よい刺激と運動」を与えることなのです。
胎児や乳児、幼児(3歳児まで)は「心地よい刺激」です。
幼児(4歳以上)からは「楽しい運動」です。4歳以上の幼児には「心地良い刺激」は並行して内在します。
これが、私の研究における、育児方法であり、「子どもの心身の発達」及び「子どもの心身の伸びしろ値の向上」です。
この取り組みは、すべて最新の脳科学の研究成果を基にするものです。
また、テニス指導においても同様です。よって、テニス指導においては、他のスポーツ指導者とはすべて異なるものです。
また、この画期的な指導法は「脳を育てること」につながるものです。
34回目の「心地よい刺激と楽しい運動」を解説します。
そして「楽しく、心地よい」身体運動と刺激が「脳をつくる」を解説します。
また、この脳をつくることが「子育て」になります。
どれもこれも、その子のみの子育てにつながります。
またその子の特性を理解しながら、子育てにつなげていくのです。
「脳を育てること」が「子育て」ですので、皆様ももう一度、最新の脳科学における「運動と脳」の新常識をご理解ください。
前に解説していることを再度述べるかもしれませんが、子育ての皆様が「子どもの脳のことを理解しながら、「子育て」をこれからもお願いいたします。
ご注意申し上げますが、脳というと大人の皆様方は「知識脳」つまり「暗記脳」と早合点しますが、「知識脳」ではありません。
お分かりにならないとは思うますが、子育てに積極的に使うのは「運動脳」です。
子育てにとても重要なことを述べました。
「運動脳」の解説26
「生きる力」は、自己肯定感から
前回、脳からみた「生きる力」を解説しました。自分を肯定する価値観を持つことが脳を刺激するのです。
では、どうすれば「自分を肯定する価値観を持つ」ことができるのでしょうか。もうご存じかと思いますが、「活発に、身体を動かすこと」「楽しい、心地よい身体運動」なのです。この場所を提供している方がまだまだ少ないのが現状ではあります。当法人の活動であれば「Jr-Open」がその場所になります。
自己肯定感が育つ場所に「主体性」と「楽しむ力」という方向性を意識づけることで、適応力のある心が育つ環境を促進させていきます。主体性とは、自分で考え、判断し、行動することです。何のために行動するのかなどを考えることで、問題解決思考などの考える力につながります。
楽しむ力とは、楽しさをあるがままに感じることです。楽しいことには、自然と熱意をもつことができ、それに没頭することで活力が沸いてきます。また、楽しさを他者と共有することで「つながり」が強化されていきます。好きなことを好きといえる同じ価値観や方向性をもったコミュニティの質が高まっていきます。
ここで注意したいのが、勝ち敗けだけ、つまり結果だけのスポーツではない環境が必要になります。勝ち敗けあれば、教える側と教えられる側の成果になります。どれだけ指導者の指導を吸収したのかを問う勝ち敗けや優劣を重視するものになってしまいます。これでは「主体性」も「楽しむ力」も存在しません。脳ではストレスを生じています。スポーツをしない子が増えた原因の一つに勝利至上主義が蔓延していることがあります。
もう一つ注意したいのが、単なる運動は継続しないという現実です。「楽しい、心地よい運動」でも長く続かないのです。どうしてでしょうか?それは、「馴れ」と「向上心低下」と「談話的衝動」です。「馴れ」は、運動になれてくると意欲が低下してきます。「向上心低下」は、これ以上やっても何もない達成感が失われます。「談話的衝動」は、独りでやっていても、自分の経験を語りたいとか友だちとコミュニケーションをとりたいという衝動が起きます。
この二つの矛盾を解決するために、採った方策が「競技スポーツを運動に変換する」です。見た目は競技スポーツをやっている。だけど、子どもたちは楽しい運動をしている。詳細は後で説明しますが、ここが重要なポイントになります。内容は、「勝ち敗けの大会ではない」「大人の介入なし」「父母の顔を見てプレーしない」「自分の考えた通りプレーする」「たくさん試合をする」「相手は敵ではない」「たくさん友達をつくる」「あなたを信じている」です。
「主体性」と「楽しむ力」を意識づけることが自己表現や自己成長を促す潤滑油となり、なりたい自分が見えてくるのです。
とても大事な、たいせつな「あなた自身のわが子への子育て」が始まっています。
次回に続きます。



