「その子の内側の体験の世界」に「楽しく心地よい刺激と運動」を加える44
子どもの心身の発達に「心地よい刺激と楽しい運動」をどう加えていただけるかという視点で子育てを考えてみましょう。
その答えは一つではなく、皆様方なりにあります。
子育てに迷ったときは、その子育てが「心地よい刺激と楽しい運動」に適応しているかどうか考えてみましょう。
運動で留意していただきたいのは、子どもという個を中心にまたたいせつにする運動だけが「脳の可塑性」を促進させます。団体やチーム運動には効果はありません。
その子なりにできる運動が「心地よい刺激と楽しい運動」なのです。
また、「その子の内側の体験の世界」の子どもさんには、いろいろな特性があります。
わが子が発達障害であるかどうかということではなく、また、それが何だかんだではなく、わが子を理解し、「心地よい刺激と楽しい運動」を加えてあげることが重要なのです。
この子育ては、胎児から始まります。
それは、その子に「楽しく心地よい刺激と運動」を与えることなのです。
胎児や乳児、幼児(3歳児まで)は「心地よい刺激」です。
幼児(4歳以上)からは「楽しい運動」です。4歳以上の幼児には「心地良い刺激」は並行して内在します。
これが、私の研究における、育児方法であり、「子どもの心身の発達」及び「子どもの心身の伸びしろ値の向上」です。
この取り組みは、すべて最新の脳科学の研究成果を基にするものです。
また、テニス指導においても同様です。よって、テニス指導においては、他のスポーツ指導者とはすべて異なるものです。
また、この画期的な指導法は「脳を育てること」につながるものです。
21回目の「心地よい刺激と楽しい運動」を解説します。
そして「楽しく、心地よい」身体運動と刺激が「脳をつくる」を解説します。
また、この脳をつくることが「子育て」になります。
どれもこれも、その子のみの子育てにつながります。
またその子の特性を理解しながら、子育てにつなげていくのです。
「脳を育てること」が「子育て」ですので、皆様ももう一度、最新の脳科学における「運動と脳」の新常識をご理解ください。
前に解説していることを再度述べるかもしれませんが、子育ての皆様が「子どもの脳のことを理解しながら、「子育て」をこれからもお願いいたします。
ご注意申し上げますが、脳というと大人の皆様方は「知識脳」つまり「暗記脳」と早合点しますが、「知識脳」ではありません。
お分かりにならないとは思うますが、子育てに積極的に使うのは「運動脳」です。
子育てにとても重要なことを述べました。
「運動脳」の解説14
脳の発達には「楽しい、心地よい身体運動」が欠かせない
前回、子どもの心身の発達や発達障害のケアには「活発に、身体を動かすこと」が必要であることを説明しました。「活発に」とは、自ら、自主的に、自分の意思で、自己決定でなど他の人が指示、命令、指導など関与しない、「心地よい身体の運動」が必要ですと解説しました。
保護者の皆さまで、特に発達障害の原因や要因などを追い求めていらっしゃる方が多数いらっしゃいます。原因や要因などには先天性や後天性の誘発があります。ここではそれらを詳しく紹介しませんが、妊娠期の母体ストレスや免疫異常そして子どもの虐待などがあります。「発達の障害」とてもキツイ言葉です。これからは発達障害を「神経発達症」と称するようにします。神経発達症は脳の機能障害なのです。わが子が神経発達症ではないかの原因や要因を追い求めていても、わが子のケアにはなりません。繰り返しますが、わが子のケアを考えてみませんか。
ケアについて、私の研究事例や参照文献などについて、重複するかと思いますが、今後数回解説します。
子どもの心身の発達をとらえていく場合、通常は「わかること(理解する)」と「できること(スキル(教養や訓練を通して獲得した能力(技能))の獲得)のどちらかにポイントを置くかで立場が分かれます。
吉田は、子どもが自分なりに「わかること」と「できること」を生み出す心の働きそのものの発達を明らかにしようとしてきました。(「子どもの発達の意欲値及び自分の伸びしろ値理論」)「わかる」と「できる」という働きは、子ども自らの気づき、発見です。
吉田は、子どもと対象との相互作用のなかで何らかの新しいものの産出があり、そうした創造のプロセスが子どもの心身の発達の本質であると考えています。そして、子どもが自らわかったことや自らできることに基づいて反応することが発達です。
子どもは自らわかったことやできることを他者と共有し合うなかで、すなわち、他者による承認、他者との協働、他者との共同体の感覚などを経ながら、次第にそれを自覚し、意図的に試み、生きる力にしていきます。
吉田は、このように子どもの心身の発達支援には、子どもが自らの「わかる」と「できる」という働きを基盤にし、子どものイニシアティブ(物事を率先して行うこと)を尊重しながら進められることが重要と説きます。つまり、子ども自身が自分で「わかる」と「できる」ことを表出させることを助長する活動支援が必要不可欠です。ご父母の方や子どもの活動を支援している方も、子どもの心のなかに何を産み出していくべきかをテーマにしながら、子どもに対して発見的・創造的に関わっていく必要があります。
とても大事な、たいせつな「あなた自身のわが子への子育て」が始まっています。
次回に続きます。



