子育てには「心地よい刺激と楽しい運動」を10
子どもの心身の発達に「心地よい刺激と楽しい運動」をどう加えていただけるかという視点で子育てを考えてみましょう。
その答えは一つではなく、皆様方なりにあります。
子育てに迷ったときは、その子育てが「心地よい刺激と楽しい運動」に適応しているかどうか考えてみましょう。
運動で留意していただきたいのは、子どもという個を中心にまたたいせつにする運動だけが「脳の可塑性」を促進させます。団体やチーム運動には効果はありません。
その子なりにできる運動が「心地よい刺激と楽しい運動」なのです。
また、「その子の内側の体験の世界」の子どもさんには、いろいろな特性があります。
わが子が発達障害であるかどうかということではなく、また、それが何だかんだではなく、わが子を理解し、「心地よい刺激と楽しい運動」を加えてあげることが重要なのです。
この子育ては、胎児から始まります。
それは、その子に「楽しく心地よい刺激と運動」を与えることなのです。
胎児や乳児、幼児(3歳児まで)は「心地よい刺激」です。
幼児(4歳以上)からは「楽しい運動」です。4歳以上の幼児には「心地良い刺激」は並行して内在します。
これが、私の研究における、育児方法であり、「子どもの心身の発達」及び「子どもの心身の伸びしろ値の向上」です。
この取り組みは、すべて最新の脳科学の研究成果を基にするものです。
また、テニス指導においても同様です。よって、テニス指導においては、他のスポーツ指導者とはすべて異なるものです。
また、この画期的な指導法は「脳を育てること」につながるものです。
21回目の「心地よい刺激と楽しい運動」を解説します。
そして「楽しく、心地よい」身体運動と刺激が「脳をつくる」を解説します。
また、この脳をつくることが「子育て」になります。
どれもこれも、その子のみの子育てにつながります。
またその子の特性を理解しながら、子育てにつなげていくのです。
「脳を育てること」が「子育て」ですので、皆様ももう一度、最新の脳科学における「運動と脳」の新常識をご理解ください。
前に解説していることを再度述べるかもしれませんが、子育ての皆様が「子どもの脳のことを理解しながら、「子育て」をこれからもお願いいたします。
ご注意申し上げますが、脳というと大人の皆様方は「知識脳」つまり「暗記脳」と早合点しますが、「知識脳」ではありません。
お分かりにならないとは思うますが、子育てに積極的に使うのは「運動脳」です。
子育てにとても重要なことを述べました。
「運動脳」の解説13
楽しい、心地よい身体運動
前回、子どもの心身の発達や発達障害のケアには「活発に、身体を動かすこと」が必要であることを説明しました。
「活発に」とは、自ら、自主的に、自分の意思で、自己決定でなど他の人が指示、命令、指導など関与しない、「心地よい身体の運動」という意味です。つまり、学校教育の知識の習得や競技スポーツなど同じ型、方法などの優劣の評価や勝敗にこだわるものではない運動ということを保護者の方はご理解ください。これを行っても、知識や型、方法を覚えなければならないという不安や恐怖など、子どもの脳にはストレス性分泌物しか派生しません。このストレス性分泌物は、脳の海馬に悪影響を起こします。つまり、子どものケアにはならないということです。また、「勝敗のみに拘る」競技スポーツの団体や指導者は、子どものケアのためにはなりません。
それでは、どのような運動がいいのでしょうか。
私の研究では、これを「子どもの発達の意欲値及び自分の伸びしろ値」理論と謳い、テニス指導で実践しています。簡単に説明すると、子ども自身が自分で何かできそうな気がする気持ちを持ち続けることなど、自分で考え行動し、結果的に自分自身でできた値は、自分自身の発達であるということです。そして、自分でできたときの喜び、笑顔そして自信につながる意欲をみたのです。詳しくは、後日紹介します。
この「心地よく、楽しい運動」について、アメリカの医学博士ジョンJ.レイティ氏は著書において、「まず、気持ちがよくなり、頭がすっきりし、注意力が高まり、やる気が出てくるもの」「新しい情報を記録する細胞レベルでの基盤としてニューロン同士の結びつきを準備し、促進するもの」「海馬の幹細胞から新しいニューロンが成長するのを促すもの」と説いています。また、具体的な運動としては、心血管系と脳を同時に使うスポーツで、例えばテニスをするか有酸素運動を伴った不規則的なリズムに合わせた運動が効果的です。
とても大事な、たいせつな「あなた自身のわが子への子育て」が始まっています。
次回に続きます。



