「その子の内側の体験の世界」に「楽しく心地よい刺激と運動」を加える17
子どもの心身の発達に「心地よい刺激と楽しい運動」をどう加えていただけるかという視点で子育てを考えてみましょう。
その答えは一つではなく、皆様方なりにあります。
子育てに迷ったときは、その子育てが「心地よい刺激と楽しい運動」に適応しているかどうか考えてみましょう。
運動で留意していただきたいのは、子どもという個を中心にまたたいせつにする運動だけが「脳の可塑性」を促進させます。団体やチーム運動には効果はありません。
その子なりにできる運動が「心地よい刺激と楽しい運動」なのです。
また、「その子の内側の体験の世界」の子どもさんには、いろいろな特性があります。
わが子が発達障害であるかどうかということではなく、また、それが何だかんだではなく、わが子を理解し、「心地よい刺激と楽しい運動」を加えてあげることが重要なのです。
この子育ては、胎児から始まります。
それは、その子に「楽しく心地よい刺激と運動」を与えることなのです。
胎児や乳児、幼児(3歳児まで)は「心地よい刺激」です。
幼児(4歳以上)からは「楽しい運動」です。4歳以上の幼児には「心地良い刺激」は並行して内在します。
これが、私の研究における、育児方法であり、「子どもの心身の発達」及び「子どもの心身の伸びしろ値の向上」です。
この取り組みは、すべて最新の脳科学の研究成果を基にするものです。
また、テニス指導においても同様です。よって、テニス指導においては、他のスポーツ指導者とはすべて異なるものです。
また、この画期的な指導法は「脳を育てること」につながるものです。
13回目の「心地よい刺激と楽しい運動」を解説します。
そして「楽しく、心地よい」身体運動と刺激が「脳をつくる」を解説します。
また、この脳をつくることが「子育て」になります。
どれもこれも、その子のみの子育てにつながります。
またその子の特性を理解しながら、子育てにつなげていくのです。
「脳を育てること」が「子育て」ですので、皆様ももう一度、最新の脳科学における「運動と脳」の新常識をご理解ください。
前に解説していることを再度述べるかもしれませんが、子育ての皆様が「子どもの脳のことを理解しながら、「子育て」をこれからもお願いいたします。
ご注意申し上げますが、脳というと大人の皆様方は「知識脳」つまり「暗記脳」と早合点しますが、「知識脳」ではありません。
お分かりにならないとは思うますが、子育てに積極的に使うのは「運動脳」です。
子育てにとても重要なことを述べました。
「運動脳」の解説5
<運動は海馬を刺激する3>
ここで間違った理解をする方が大勢いらっしゃるので、補足いたします。
一点目は、運動は、指摘されたり、処方されたり、指示されたり、強制されたりなど自分の意思でない運動は、ストレス状態になります。
運動は、自発的な「楽しく、心地よい」運動に限ります。
二点目は、運動の型を習得するものではありません。よく、スポーツ指導者や学校の顧問の方には、自分の習得した型どおりの一点目のように指導する方や学習のように正しいものが一つしかないような教え方をしますが、そのような運動は、自発的な「楽しい、心地良い」ものにはなりません。
運動は、自分なりに「普段とは違う複雑な技を組み立てる」運動を意味しています。
三点目は、脳が身体を支配し、調節していると考えている方です。大抵の方はそう思っていらっしゃるかもしれませんが、実はそうではないのです。
学校の学習である知識は豊富なのですが、身体の動きがアンバランスな子がたくさんいらっしゃる現状です。知識脳では自分の身体を滑らかに動かすことはできないのです。
運動とは、前述のジョンJ.レイティ博士の例のとおり、自分の「身体そのものが情報処理器官」である運動です。簡略的に説明しますと、「身体が脳をつくっている」ことになります。
一点目と二点目は、ご理解できると思いますが、三点目につきましては、まだまだ理解できないスポーツ指導者や中学校の部活の顧問の方が多いのです。また、保護者の方も勝つことがスポーツであり、部活動だと思っていらっしゃる方が大半だと思いますが、子どもにとっては、スポーツは、自分にとって「楽しい、心地よい運動」なのです。
当法人の活動は、子どもたちが「楽しい、心地よい運動」を通して、子どもたちの「身体そのものが情報器官」を経由して、それぞれに明日に向かって伸びしろのある、子どもの心身の発達を促しています。
このことが、「自発的に運動する」こと、そして「環境の富化」であり、BDNF(脳由来神経栄養因子)を増やす、神経伝達物質の分泌量を適量に確保する、神経細胞(ニューロン)と神経細胞(ニューロン)の接点であるシナプスを増やすことになるのです。つまり、身体を通して脳をつくっていることになります。
これが、子どもの心身の発達を促しているのではないか。また、神経発達症(発達障害)のケアにもなるのではないかと思いまして、コラム「脳を育てる」から今まで解説してきました。
わが子の「楽しい、心地よい運動」は何でしょうか?早々に見つけてあげてください。子どもには「楽しい、心地よい運動」が薬です。保護者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、子どもたちにとって「楽しい、心地よい運動」は、子どもたちの日々のストレスの解消にもつながるのです。
とても大事な、たいせつな「あなた自身のわが子への子育て」が始まっています。
次回に続きます。



