高校生を対象とした「Jr-open」の開催について

吉田洋一

吉田洋一

テーマ:子どもたちへのエール

 当法人は、2004年8月から「Jr-open」という、中学生の心身の発達の向上を目的として、そのツールをソフトテニス競技に委ね活動しております。
 ご存じのように、令和7年5月16日の中学校の部活動の改革へ向けた議論を進めてきた国の有識者会議が、今後の方向性について提言をまとめました。(5月19日に詳細をコラムに掲載)
 提言では、来年度の令和8年度からの6年間で、地域のスポーツクラブなどが中学校の部活動を担う取り組みを、休日は原則すべてで実現、平日でもさらなる改革を進めていくことを目指し、費用負担のあり方を国が示していくことなどが盛り込まれました。

 高校への波及
 少子化や教員の働き方改革が課題となる中、国は、中学校の部活動を地域のスポーツクラブや文化芸術団体などが担うことを目指し、今年度の令和7年度までの3年間を「改革推進期間」として、主に休日について取り組みが進められていました。
 今後、この部活動の展開は高校へと波及していきます。
 つまり、高校の部活動においても来年度から3年間を地域のスポーツクラブや文化芸術団体などが担うことを目指し、「改革推進期間」として、主に休日について取り組みが進められる方針です。

 生徒のための部活動
 中学校や高校の教職員の働き方改革により、子どもたちの部活動が大きく変わろうとしています。
 しかし、本県の例ですが、まだ、顧問の一グループが「休日に部活動の生徒を連れ出して」大会を開いているとのことです。参加している顧問等の一部には、生徒が試合に負けると「生徒に暴言を吐き」「強制的に会場の外を何回も走らせている」という情報を頂戴しました。
 部活動は生徒のためのものです。また、生徒は子どもです。子どもにも人権があります。
 果たして、この顧問等は「子どもの人権」を尊重しているのでしょうか?疑問が生じます。
 また、国が教職員のための働き方改革を推進している施策と真逆なそして造反しているやり方はいかがなものでしょうか。
 このグループのメンバーには、現職の校長が含まれているとのことですが本当でしょうか?
 
 高校においても、本県の場合ですが、まだ勝ちに拘ることや打ち方や試合方法を強制する顧問が蔓延っています。
 部活動は、「生徒つまり子どものためにある」のです。
 つまり、「自分らしく」「自分なりに」するのが、部活動なのです。
 顧問やコーチなどの言うとおりにやるのが、部活動ではありません。
 
 これからの「高校生部活動」を支援 
 「Jr-open」は、学校単位の勝ち負けだけの競技ではなく、子どもたちそれぞれの力量に応じたリーグ戦を行い、たくさん試合ができます。なお、その力量を試すためにトーナメント戦も行います。
 また、ベンチコーチなど大人の介入がなく、子どもたち本位でプレーできることも特色の一つです。
 従来、遠征など学校として行ってきたことが容易ではなくなってきました。
 中学生を対象に開催してきた、この「Jr-open」というノウハウを今年度から「高校生の部活動」を支援する目的で、近郊の高校生にも活用していきたいと考えております。

 本年度の高校生(高校生のみ又は高校生を含めた)の「Jr-open」を添付のとおり開催します。
 令和7年5月19日に、最初の大会の大会要項及び申込書を盛岡市近郊の高校へご案内しました。
 女子は、7月19日(土)7時から 太田テニスコート です。
 男子は、7月20日(日)7時から 太田テニスコート です。
 次の大会要項や申込書は、当法人のホームページからダウンロードをお願いいたします。
 当法人のHP https://www.jeudepaume.biz です

 ご案内をしていない方も参加できます。
 下記へご連絡ください。
 
         連絡先 090-2790-5389 吉田まで





 

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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