学校での精神発達④
皆様方から、よく検索のキーワードとして「からだで(が、に) おぼえる(おぼえさせる、おぼえている)」などが見受けられます。
テニス指導に関してのお悩みごとだと思います。
私は、「からだで覚える」とか「からだで覚えろ」などの言動のテニス指導はしておりません。
このような表現の指導は、他人を操るような指導法、具体的には軍隊的な命令服従的な指導法であり、特に子どもたちに導入するのは危険極まりないものです。
仮に、この検索が子どもたちでしたら「からだで覚える」の答えは、「自分の身体を自分で動かすこと」だよとアドバイスをします。
また、この検索が指導者でしたら「からだで覚えろ」の答えは、「あなた自身において、教え子が自分自身で身体を動かす指導法をしなさい」と助言します。つまりは、あなたの今の指導法では、教え子は「からだで覚える」ことができない指導法だよということです。
私のテニス指導法は、「子どもたちそれぞれの身体運動を理解して、子どもたち自身の身体運動を活性化顕在化させ、それを子どもたちが理解しながら、技術を習得させるものです。
身体運動を行うには、子どもたちそれぞれの運動脳を刺激することが必要になってきます。
大方のテニス指導者は、知識脳だけで指導しているから、子どもたちは「からだで覚える」ことができないのです。
まだまだ、古い従来通りの打法と試合方法を強いている高校や中学校の顧問や指導者がたくさんいらっしゃいます。
また、そのような指導法を受けた若い指導者が、小中学生のジュニアを指導している現場を観るのがとても辛いです。
現在の全日本ソフトテニスの小学生や中学生の大会を拝見しますと、ペアのどちらも後衛も前衛もするオールラウンドな戦法です。つまり、シングルスプレーヤーが二人いるのが、ダブルス競技になっています。
私が指導しているのは、このスタイルプレーヤーを育成するものです。
従って、他の皆様にはからだで覚える(覚えさせる)ような「打法」と「プレースタイル」に見えるのかもしれませんね。
つまりは、他の指導者の皆さんとは、教え方が全く違うのです。