学校での精神発達②
「公立中学校の部活動改革に関する有識者会議」の小路明善座長が、12月18日改革案の中間取りまとめを文部科学省に提出しました。
提言は来春にも最終案がまとめられ、外局のスポーツ庁と文化庁が指針を見直すとのことです。
改革は、学校にとどまらず(学校単位ではなく)、地域が連携して部活動を支えることに主眼を置いており、従来の「地域移行」という名称を「地域展開」に変更しました。
新たな活動拠点として期待されている「地域活動クラブ」は、休日に加え将来的には平日の活用も想定しており、教員らの働き方改革なども踏まえて実現させていく方針とのことです。
○改革の理念
・急激な少子化が進む中でも、将来にわたって生徒が継続的に「スポーツ・文化芸術活動に親しむ」機会を確保・充実させる
・学校単位で部活動として行われてきたスポーツ・文化芸術活動を、地域全体で関係者が連携して支え、生徒の豊かで幅広い活動機会を保障する
・生涯にわたってスポーツや文化芸術と豊かに関わる力を身につけることを含めた、スポーツ・文化芸術の役割や意義も尊重する
○学習指導要領における取扱い
・「地域クラブ活動」は、学校外の活動ではあるものの、教育的意義を有する活動であり、継続的にスポーツ・文化芸術活動に親しむ機会を確保し、学校を含めた地域全体で生徒の望ましい成長を保障するもの。そのためには、地域クラブと学校との連携がたいせつである。
改革を実現するための手法を考える際には、教師の負担軽減を図ることや良質な指導等を実現することについても考慮することとしています。