その子の内側の体験の世界18
「その子の内側の体験の世界」第13回目を解説します。
キーワードは、「その子を知る」「その子にはたらきかける」「その子を見守る」です。
また、今まで解説してきたことと重複するかもしれませんので、今までのコラムも再読していただければ幸いです。
「その子を知る」12
○ピアジェの発達論
ピアジェの関心は何よりも人間の「知性」に向けられました。
動物にはない高度な知性を人間だけがもっているのはなぜだろうか。
人間という動物には、なぜ知性というものが生まれ育つのだろうか。
精神発達を周りの世界をどうとらえられるかという認識発達と、周りの世界とどうかかわるかという関係発達との二つの軸でみたとき、ピアジェは認識の発達という軸、すなわち「知的な発達」の側面に絞り込んで発達のプロセスを探求したのです。
次回に続きます。