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小学生の発達の症状の特徴138

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は138回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

27 触れる感覚が過敏、衣服のこだわりが強い
<改善方法の具体例>
 「家庭で行うこと」
 ○その子が気持ちよく着れる服を選びましょう
 感覚過敏で衣服を嫌がるその子の場合には、まずはその子の苦痛を和らげることです。
 身に着ける衣服からの苦痛は、一時的な感覚と違い継続的に長時間の苦痛になります。
 その子がどんな服を不快に思うのかまたどんな服を好んで着るのかを理解しましょう。
 気持ちよく着れる服を着れば、感覚過敏なその子でも気持ちよく生活ができるようになります。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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