幼児の発達の症状の特徴38
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は128回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
25 複数のことが同時にできない
<うちの子の場合は>
うちの子も複数のことを同時にすることが苦手です。
縄跳びや跳び箱は苦手でほとんどできません。
「片づけてからパジャマに着替えて」と言ったら、すぐにパジャマに着替えてただけで、初めに言った片付けのことは忘れています。
覚えているのは最後に言ったことだけです。
一つずついうと覚えて理解できるのですが、同時に言うと忘れてしまいます。
忘れるというか、最初から覚えられない感じです。
学校では、言われたことが理解できないことが多くあるようです。
(25終わり)
次回に続きます。