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小学生の発達の症状の特徴126

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は126回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

24 変化が嫌い、学校行事が苦手
<学校に期待すること>
○静かな所で落ち着かせましょう
 その子が強い不安から集団と同じ場所にいれなくなったり、パニックになった場合は、静かな所で落ち着かせましょう。
 学校の保健室や職員室、誰もいない教室、静かな所で気持ちを落ち着かせましょう。
 先生が付き添えない場合でも、その子だけ静かな所に移してもらいましょう。
 付き添いの先生がいないからといって、パニックになったまま集団と同じ所にいても状態は改善されません。

<ダメな例>
○無理に参加を強制させる
 その子はわがままを言っているわけではありません。
 障害のために、急な変化や学校行事にうまく適応できないのです。
 その子本人が強く不安を感じている状態で、強引に参加を強要するとパニックになったり、本人が否定的な考えを持ちより深刻な状態となる場合があります。
(24終わり)

 次回に続きます。
 

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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