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小学生の発達の症状の特徴118

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は118回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

23 数字や駅名を暗記。モノや手順に強くこだわる
<学校に期待すること>
○席替えは前日に予告しましょう
 モノの配置にこだわりが強いその子にとって、席替えは大きなストレスになります。
 席替えは前日までに予告してもらいましょう。
 家庭でも「明日は席替えで楽しみだね」とその子が席替えに対して不安にならないような声掛けをしましょう。

○急な変更の内容を黒板に書きましょう
 急に1時間目と2時間目が入れ替わるときは、黒板に変更内容を書いてもらいましょう。
 その子は急な変更に対応することが苦手です。
 口頭で「1時間目は国語にします」とだけ言って授業をすると、不安で落ち着けなくなってしまいます。
 「1時間目は国語、2時間目は算数」と黒板に書いて、目で見て理解できると落ち着けます。
 いろんな手順を変更するときは、口頭で説明するだけではなく、黒板に書いて目で見て視覚的に理解できるようにしてもらいましょう。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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