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小学生の発達の症状の特徴117

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は117回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

23 数字や駅名を暗記。モノや手順に強くこだわる
<学校に期待すること>
○その子への配慮
 こだわりが強い子は、他の子がなんとも思わないことに執着します。
 担任の先生には、発達障害のため特定のモノや手順にこだわってしまうことを理解してもらい、そして対応をお願いしましょう。

○ある程度のこだわりを認めましょう
 その子のこだわりを完全に無くすことはできません。
 学校生活でもある程度のこだわりは認めてもらいましょう。
 担任の先生が「しょうがないね」と言って、他の子が不公平感を持たないようにしましょう。
 発達障害を持つその子のこだわりを迷惑をかけない範囲で、ある程度クラスのお友達全体で許容してもらえるように担任の先生に指導してもらいましょう。
 
 昨日はイベントのため、コラム掲載をお休みしました。

 次回に続きます。

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専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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