Mybestpro Members

吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

小学生の発達の症状の特徴116

吉田洋一

吉田洋一

テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は116回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

23 数字や駅名を暗記。モノや手順に強くこだわる
<改善方法の具体例>
○家庭で行うこと
 お気に入りのモノの代わりになる代用品を見つけましょう。
 大好きなおもちゃやぬいぐるみは学校には持っていけません。
 好きなモノと同じ絵柄のTシャツや同じ模様の手提げかばん、ぬいぐるみと同じ色や手触りのタオルなどお気に入りの代用品としてその子に慣れさせましょう。
 お気に入りの同じ服ばかり着るときは、色違いのモノを用意して着させましょう。
 その子のこだわりのモノをいきなり無理に取り上げると不安になってしまいます。
 代用品でちょっとずつ慣れさせましょう。

○置き場所を変える前に説明します
 モノの置き場所が変わると不安になって落ち着かなくなります。
 「明日からぬいぐるみは、こっちの棚に置いてね」と事前に置き場所を変える前にその子にお話ししましょう。
 何も言わずに配置を変えると泣き出します。
 その子に事前にお話ししましょう。

  次回に続きます。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ

吉田洋一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼