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小学生の発達の症状の特徴112

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は112回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

23 数字や駅名を暗記。モノや手順に強くこだわる
<具体例>
○手順に執着する
 自分がやることの手順に強く執着します。手順にこだわり何かの順番が変わることをすごく嫌います。
 朝起きてやることの順番や着替えをしてからご飯を食べるという順番などをいったん覚えてしまうと同じ手順でやることに執着します。
いつもと違う順番になることを極端に嫌がります。

○モノに執着する
 自分の気に入ったモノへの執着が強いのです。
 モノの置き場所や配置に強くこだわります。
 いつもと同じ手順にこだわります。
 ・ぬいぐるみと必ず一緒に寝る
 ・いつも気に入った同じ服を着る
 ・自分のお気に入りのモノがないと不安になる

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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