幼児の発達の症状の特徴26
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は111回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
23 数字や駅名を暗記。モノや手順に強くこだわる
<具体例>
○数字や駅名を暗記している
モノの名前や数字などや自分の興味のあることを異常なほど記憶しています。
こだわりがあるものの記憶力がとてもすごいのです。
・昆虫や動物、魚の名前
・人の誕生日を記憶している
・電車の駅名を記憶している
・カレンダーの曜日を記憶している
・数字の羅列を覚えている
特定の自分が興味を持つことだけには、異常なほど記憶力が良くて周囲を驚かせます。
次回に続きます。