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小学生の発達の症状の特徴107

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は107回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

22 授業中に静かに座れない。日直や当番ができない。
<改善方法の具体例>
○一緒に遊びだす子とは、席を一緒にしない
 席替えのときに、授業中に一緒に遊びだしてしまう子同士を遠ざけてもらいましょう。
 授業に集中できない子同士の席が近いと授業中に集中力が切れたときに一緒に遊び始めてしまいます。
 気が散りやすい子は適度に席を離してもらいましょう。

○先生の近くの席にしましょう
 席は前の方で、先生の目の届くところにしてもらいましょう。
 できれば一番前がいいのですが、一番前だと視界に余計なものが見えてしまう場合があります。
 授業に集中できない子の視界に余計なものが見えない位置で先生の近くの席にしてもらいましょう。
 廊下側だと戸の窓から廊下が見えたり、廊下で人の気配を感じると集中できなくなります。
 窓側の席でも外の景気や空の様子が気になって注意力が途切れます。
 大まかに集中力が途切れない教室の中央付近で前の方がいいと思われます。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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