幼児の発達の症状の特徴5
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は106回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
22 授業中に静かに座れない。日直や当番ができない。
<改善方法の具体例>
2 当番などの手順を箇条書きにしましょう
日直を箇条書きのチェック表にしましょう。
その子から日直の内容を聞いて、箇条書きにしたカードを学校に持っていきます。
その子が日直を覚えていないときは、先生に聞きましょう。
その子は何をやったらいいのかわからないので日直ができないのです。
日直のときにはそのカードを見ながら、次にやることを改善していきましょう。
<学校に期待すること>
○その子への配慮
静かに座って授業を受けられるように、みんなと同じことをやれて迷惑をかけないことなどのために、先生に協力を得られるようによく相談しましょう。
先生から適切な声掛けをもらえば改善できることがたくさんあります。
次回に続きます。