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小学生の発達の症状の特徴104

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は104回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

22 授業中に静かに座れない。日直や当番ができない。
<改善方法の具体例>
1 学校の授業に集中するために家庭で行うこと
○集中できる環境を整えましょう
 家庭で授業に集中する訓練をしましょう。
 家庭では、その子が自然と勉強に集中できるように環境を整えましょう。
 勉強や宿題をするときは、テレビを消して雑音がしないようにしましょう。
 窓やカーテンを閉めてなるべく視界に物が入らないようにしましょう。
 その子を独りだけにしないで、親が勉強や宿題をしているところを見守りましょう。
 家庭では落ち着ける環境を整えて静かに座って勉強するということを体験させましょう。
 学校では視界にお友達の様子が目に入り、雑音も聞こえて授業に集中するのは難しいです。
 まずは、家庭の落ち着いた環境での練習から始めましょう。

○勉強のヒントを出しましょう
 家庭では、まず集中の練習をしましょう。
 家で宿題をするときに、問題が解けずに集中力が途切れてしまわないように、途中でヒントを出してあげましょう。
 問題が解けずに飽きてしまい途中で投げ出すのではなく、最後まで問題を解く体験を積み重ねることで、集中できる時間を延ばすようにしましょう。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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