小学生の発達の症状の特徴26
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は94回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
18 姿勢が悪い
<具体例>
座っているときや立っている時の姿勢が悪いのです。
座っている場合に次のような状態になります。
机にうつ伏せになる、机に頬杖をつく、まっすぐに座れない、椅子からはみ出して座る、椅子の背もたれに倒れこんで座る、横を向いて座るなどです。
立っている場合に次のような状態になります。
猫背になる、気をつけができない、キョロキョロするなどです。
学校での授業中もずっと授業に集中することができず、座っている姿勢を続けることができません。
筋力が弱い特徴もあります。
筋力が弱いと身体の姿勢を保つことができずに姿勢が悪くなります。
姿勢が悪いと学校では、だらっとしていると誤解されてしまいます。
(18終わり)
次回に続きます。