幼児の発達の症状の特徴21
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は84回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
16 運動、体育、スポーツが苦手
<具体例>
極端に運動が苦手です。体育やスポーツが不得意です。
・跳び箱ができません
・走るのが遅いです
・回れ右ができません
・ボール投げができません
・でんぐり返しや前転ができません
・鉄棒ができません
・縄跳びができません
・スキップができません
・体操ができません
・体操の動きが不自然です
・リズムに合わせて踊れません
次回に続きます。