小学生の発達の症状の特徴70
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は82回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
15 極端に不器用です。工作が苦手です。絵が下手です。
<改善方法の具体例>
○料理を手伝わせましょう
その子に料理を手伝わせて親子で一緒に料理をしましょう。
料理は手先の感覚の訓練に最適です。
・その子に包装をハサミで切って開けさせます
・野菜を洗います
・ピーラーで皮むきをします
・スプーンで調味料を計量します
・包丁で食材を切ります
包丁を使うと手を切る心配がありますが、心配しすぎずやらせてみましょう。
過保護にならず、その子のために見守りましょう。
子どもが、自分で作った料理はおいしく食べられるものです。
好き嫌いもなくなるかもしれませんね。
親子で楽しみながら一緒に料理をしてみましょう。
次回に続きます。