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小学生の発達の症状の特徴81

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は81回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。


15 極端に不器用です。工作が苦手です。絵が下手です。
<改善方法の具体例>
○粘土で遊びましょう
 粘土遊びは、指先の感覚を養うのに効果的です。
 粘土をちぎったり、粘土をこねて丸めたり、粘土を伸ばしたり叩いたり、いろんな動きの練習になります。
 粘土で遊ぶと部屋が汚れますが、その子にとっては指先の力加減の感覚を育てるたいせつな遊びです。
 いろんな形をイメージする想像力を鍛える練習にもなります。
 家庭では好きなだけ粘土で遊ばせてあげましょう。

○いつでも色鉛筆や工作道具を使いましょう
 いつでも色鉛筆やクレヨン、ハサミ、のり、紙をその子が好きな時に使えるように準備しておきましょう。
 絵や工作が苦手な子に無理やりやらせると嫌がります。
 その子がやる気になったときに、すぐにできるようにお絵描き道具と工作道具は、いつでも準備しておきましょう。
 目の前に道具がると、自然に興味が出てきます。
 自発的にその子がやり始めるように、その子の目につくところに置いておきましょう。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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