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小学生の発達の症状の特徴77

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は77回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。


15 極端に不器用です。工作が苦手です。絵が下手です。
<具体例>
〇極端に不器用です。
 鉛筆や箸や道具をうまく使えず、極端に手先が不器用です。
 ・鉛筆がうまく使えない
 ・消しゴムでうまく消せない
 ・ハサミが使えない
 ・服のボタンが留められない
 ・名札の安全ピンが留められない
 ・箸を使うのが苦手です
 ・靴の紐がむすべない
 こんな極端に不器用な特徴の子は、学校生活が大変です。
 算数の授業でも定規でまっすぐに線が引けません。三角定規が使えません。分度器が使えません。コンパスで円が描けません。
 体育では体操着の着替えに時間がかかって、授業に間に合いません。
 書道の時間は、筆などの道具があって不器用だと大変です。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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