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小学生の発達の症状の特徴75

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は75回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。


14 国語の音読ができない
<改善方法の具体例>
〇文節を線で区切る
 「きれいな花が咲いています」
 この文章を「きれいな/花が/咲いています。」と文節に区切りを入れましょう。
 文章には読みやすいように「、。」の句読点があります。
 その子は、句読点だけではうまく文章が区切れず、音読ができないのです。
 その場合には、細かく文節を区切ると読みやすくなります。

〇よく間違う単語に目印をつけます
 よく間違う漢字にふりがなを付けたり、よく間違う部分に目印を付けましょう。
 漢字を何度も読み間違います。
 「寒い」を「つめたい」と言ったりして、似た意味の言葉に置き換えて読んでしまいます。
 特定のところが読めない場合は、目印を付けて注意を促します。
 注意力が弱い子には、目印を付けて読むときに識別しやすくしましょう。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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