幼児の発達の症状の特徴60
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は68回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
13 我慢ができない。順番を待てない
5 じゃんけんで決めましょう
家庭で順番などを決めるときに、じゃんけんで決めるようにしましょう。
親子やきょうだいでじゃんけんをすると日常的に勝ち負けが経験できます。
じゃんけんを繰り返し経験して負けることを受け入れる訓練をしましょう。
6 怒っても無視、我慢で褒めます
その子が負けて怒ったときに優しく慰めるのではなく無視をしましょう。
負けて悔しくても我慢できたときはいっぱい褒めてあげましょう。
怒って暴れると優しく慰めて、我慢できたときに褒めないのは逆効果です。
よくできたときに褒めることで、その子は正しい行動を理解できるようになります。
次回に続きます。