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小学生の発達の症状の特徴58

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は58回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

12 整理整頓、片付けができない
<改善方法の具体例>
片付けや整理整頓をするために家庭でやること
〇親も一緒に楽しく片付ける
 その子がおもちゃや本を散らかしたら、親も一緒に片付けをしましょう。
 一緒に片付けることが、その子が片付けられるようになる第一歩です。
 「早く片付けなさい!」と叱っても、その子はどう片付けたらいいのか理解できません。
 まず、親がお手本をみせて、その子に片付け方を理解させましょう。
 その時に大切なのが、親とその子が一緒に楽しく片付けをすることです。
 片付けは楽しいことだとその子に思わせることが大切なのです。

〇こまめに片付けさせる
 手が付けられなくなる前に、早めに、こまめに、片付けさせましょう。
 整理整頓ができないその子は、片付け方がわかりません。
 散らかりすぎたら手に負えなくなります。
 早めに片付けやこまめに片付けをしましょう。
 その時に親も一緒に楽しく片付けを具体的な仕方でしましょう。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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