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小学生の発達の症状の特徴52

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は52回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

10 空気が読めない、他人(ひと)の気持ちがわからない。
(続き)
○テレビやYouTubeを見ながら、他人の表情を見て気持ちを考えてみましょう。
 アニメより、実際の人間の方が表情から気持ちを察する訓練になります。

○親が自分の気持ちを言葉で伝える
 親が感じている気持ちを言葉でその子に伝えるようにします。
 悲しいときは「お母さん悲しいのよ」とか怒ったときに「怒ったよ」とか感情的に接するのではなく、気持ちを言葉で伝えてその子が理解できるようにします。
 その子に実際に思っている気持ちを素直にストレートに言葉で伝えられるのは親だけです。
 感情的に怒ったりせずに他人の気持ちの理解が苦手なその子のために言葉で理解させましょう。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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