幼児の発達の症状の特徴2
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は49回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
10 空気が読めない、他人(ひと)の気持ちがわからない。
(続き)
<うちの子の場合は>
うちの子も空気が読めない天然キャラです。
静かな式典などで独りで突然の大笑いをよくします。
うちの子の場合も、卒業式、入学式といった式典では、周りのことをまったく気にしていません。先生からじっとするように言われているので、とりあえず座っている感じです。
本人が面白いと思ったちょっとしたことで、独りで大笑いすることもあります。
このことは突然人前でやってしまうので、なかなか対処できずに困ります。
<困ることは>
先生やお友達を驚かせ、迷惑をかけるので困ります。
学校の式典で独りだけ笑いだす。
場の雰囲気を壊してみんなに迷惑がかかります。
人が嫌がることでも何でも言ってしまうと言われた相手はびっくりして嫌な気分にあります。
場違いな言動、人が嫌がることを言う、学校生活ではお友達から嫌われ、仲間外れの原因になります。
次回に続きます。