マイベストプロ岩手
吉田洋一

テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ

吉田洋一(よしだよういち) / 心身発達の心理士

一般社団法人JSTC

コラム

小学生の発達の症状の特徴44

2024年6月30日

テーマ:子育てをめぐる問題

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は44回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

8 暴力と暴言、友達に乱暴する
(続き)
<改善方法の具体例>
衝動的な暴力と暴言をなくすために家庭で行うこと
○きちんと謝る
 暴言や暴力でお友達を傷つけたときは、子供と一緒にきちんと相手の子に謝りましょう。
 親が謝るのではなく、子どもも一緒に謝らせましょう。
 暴言や暴力は悪いことなんだと、しっかり理解させましょう。
 
○気持ちを言葉に現す
 カッとなったときに「やめて!」「いやだ!」と気持ちを言葉で表現させる訓練をしましょう。
 暴言や暴力をふるう前に、大きな声で気持ちを言葉にさせます。そうすると暴言や暴力にならずにすみます。
 気持ちを抑えることができたら、必ず子どもを褒めましょう。
 気持ちが昂ったら、その気持ちを言葉にさせると感情を抑えることができるようになります。

○感情を抑える方法を見つける
 イライラしたときに、感情を抑える方法を見つけましょう。
 静かな場所で一人になる。トイレにいく。顔を洗う。目を閉じる。
 何でもいいので、自分の感情を抑えられることを決めて、気持ちを落ち着かせましょう。
 
 次回に続きます。

この記事を書いたプロ

吉田洋一

テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ

吉田洋一(一般社団法人JSTC)

Share

関連するコラム

吉田洋一プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-2790-5389

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

吉田洋一

一般社団法人JSTC

担当吉田洋一(よしだよういち)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岩手
  3. 岩手のスクール・習い事
  4. 岩手のスクール・スポーツその他
  5. 吉田洋一
  6. コラム一覧
  7. 小学生の発達の症状の特徴44

© My Best Pro