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小学生の発達の症状の特徴42

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は42回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

8 暴力と暴言、友達に乱暴する
 お友達を叩いたり、突き飛ばしたりすぐに乱暴をしてしまいます。
 ・学校でお友達とすぐにケンカをしてしまいます
 ・すぐにカッとなって暴力をふるいます
 ・勢いで人を傷つける暴言を吐きます
 自分の思い通りにならない、気に入らないことがあると衝動的に抑えられずにお友達を叩いたり突き飛ばしたり乱暴なことをしてしまう特徴があります。
 同じお友達に何度も乱暴する場合もあります。

<うちの子の場合は>
 うちの子の場合は、衝動的に泣き出しますが暴力はありません。
 うちの子の場合は、乱暴することはありませんが、すぐに泣き出してしまう特徴があります。急に泣き出して、なぜ泣き出すのか理由がわからないことがあります。
 何か理由があると思うのですが、私にも理由がわかりません。
 乱暴する特徴の子も、何か本人にだけ感じるものがあり、何かを伝えたいのだと思います。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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