幼児の発達の症状の特徴39
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は40回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
7 物忘れが多い。なんでも忘れる。
(続き)
<学校に期待すること>
○障がいるその子への配慮
学校の期待することは、必ずやってもらえるわけではありません。
担任の先生にとって、負担になることも多いため、先生とよう話し合って希望を伝えましょう。
○最前列の席にしてもらう
席替えで最前列の席にしてもらいます。
一番前にいると先生の目が届くので、忘れ物を減らすことができます。
○連絡帳を確認してもらう
忘れ物をなくすには、連絡帳を正しく書く必要があります。
その子は連絡帳を正しく書けなくて忘れ物が多くなります。
担任の先生に連絡帳の確認をお願いしましょう。
○予備の物を使わせてもらう
忘れ物をしたときは、学校にある予備の用具を貸してもらう対応をお願いします。
予備がない教科書などは、隣の席のお友達に一緒に見せてもらいましょう。
鉛筆や消しゴムなどは、予備の物を学校に置いて、あらかじめ先生に預けておきましょう。
隣のお友達に教科書を見せてもらうことは、そのお友達に迷惑がかかっています。
忘れ物自体をなくす工夫をしましょう。
次回に続きます。