幼児の発達の症状の特徴35
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は38回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
7 物忘れが多い。なんでも忘れる。
(続き)
<改善方法>
○チェックリストをつくる
チェックリストでしっかりと確認します。
学校に持っていく物の「チェックリスト」や学校から持って帰る物の「チェックリスト」を作りましょう。
学校に行く前にチェックリストに丸印をつけて確認をします。学校の持ち物を準備する特にその写真を見せましょう。
○持ち物の写真を見せる
視覚情報を活用するのが、その子には効果的です。
国語に必要な持ち物の教科書とノートとドリルを写真に撮って、学校の持ち物を準備する時にその写真を見せましょう。
筆箱の中身の写真や算数に使う物の写真、月曜日にもっていく物の写真、チェックリストと合わせて、持ち物の写真も活用すると忘れ物防止になります。
○家と学校に物を二つ置いておく
リコーダー笛やピアニカ、絵の具、三角定規、コンパスなどの学用品は、家用と学校用に同じ物を二つ買って置きます。
家に持ち帰ったり、学校に持っていったりする必要がなくなり、忘れ物が少なくなります。
次回に続きます。 (お詫び:昨日はイベントのため掲載できませんでした。)