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小学生の発達の症状の特徴36

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は36回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

7 物忘れが多い。なんでも忘れる。
 宿題や教科書、ノートなど学校で必要なものをいつも忘れてします。
 体操服や絵の具、習字道具、楽器など学校で使う道具の忘れ物が多い、学校生活の中で、やることを忘れてしまう。
 ・持っていく物を忘れる
 ・宿題をやることを忘れる
 ・名前を書くことを忘れる
 ・道具の片づけを忘れる
 ・お友達との約束を忘れる
 ・先生に言われたことを忘れる

<うちの子の場合は>
 うちの子もとにかく忘れ物が多い特徴があります。
 うちの子の場合も、時間割をそろえるのが苦手で物忘れが多い。
 学校に自分の箸や水筒を持っていくのですが、何度も持って帰ることを忘れます。
 学校に行く前には持っていくのを何回も確認させて、なるべく忘れ物がないようにさせています。
 うちの子は知的障害があるので、特に記憶力が弱いと感じます。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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