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小学生の発達の症状の特徴31

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は31回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

6 会話の理解力がない。変なおしゃべりをする。
(続き)
3 発表の練習をする
 学校では“今日の楽しかったこと”などを発表することがあります。
 家庭でも学校の出来事を発表させて、学校での発表に備えた練習をしましょう。
 家庭で発表する時もきちんと立たせて、学校での発表の雰囲気をイメージしましょう。
 いつもと違った雰囲気で子どもに緊張感を与え、人前で話すことを慣れさせましょう。

4 聞けないのか?話せないのか?
 聞かれたことに上手く答えられない原因を正しく確認しましょう。
 聞けないのか?話せないのか?それとも聞く話す両方ができないのか?
 聞く気がないのか?話す気がないのか?
 その子が聞かれたことに上手く答えられない原因は何かを正しく確認してその原因に合った訓練をしましょう。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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