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小学生の発達の症状の特徴23

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は23回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

5 かんしゃくが強い。パニックになる。
(続き)
<その原因は>
 かんしゃくとパニックが原因です。
 かんしゃくは疲れや眠気、空腹での感情の起伏が激しく、自分で感情のコントロールができないのが原因です。
 その子は、感情を抑え、行動することが苦手なのです。
 パニックになるのは、些細なことに刺激されて、気持ちが激しく揺られて反応し、感情が抑えられなくなるのが原因です。
 周囲の人には何も感じないことでも、不安を感じたり、イライラする傾向があります。

<改善方法>
○かんしゃく、パニックをなくすために家庭ですること
「かんしゃくは無視する」
 かんしゃくは、自分の思い通りにならないときに、その子は起こします。
 欲しい物を買ってもらえないときなどにかんしゃくを起こします。
 強い不安から起こるパニックと違って、わがままから駄々をこねてかんしゃくになります。
 わがままからかんしゃくになったら、無視をしましょう。
 買い物途中でほしい物を買ってもらえず、かんしゃくになったときは、人の目を気にして買ってあげることはやめましょう。
 かんしゃくで欲求が満たされるとまた次も同じ行動をとります。
 かんしゃくを起こしても要求を無視しましょう。
 買い物途中でかんしゃくになったら、何も買わずにスーパーから出て、落ち着くまで無視しましょう。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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