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小学生の発達の症状の特徴21

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は21回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

5 かんしゃくが強い。パニックになる。
(続き)
<うちの子の場合は>
 うちの子は、かんしゃくはありませんが、パニックになります。
 うちの子は、すぐに泣き出すことはありますが、暴れることはないです。
 強いかんしゃくはありませんが、感情の起伏が激しいです。
 うちの子は、「大きな音」や「人混み」を怖がり、パニックになります。
 ショッピングモールのイベント会場の大きな音でパニックになります。
 それと、周囲を自分より身体の大きい大人に囲まれる状況でもパニックになります。
 うちの子は、急に暴れたとき、最初はびっくりしましたが、今はパニックになる状況が分かっているので、事前にその状況を避けるようにしています。
 
 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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