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幼児の発達の症状の特徴58

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の58回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

17 手をつながない。触れると感覚が過敏。抱きしめると嫌がる。
(続き)
<触られる感覚が過敏>
 触られる感覚が過敏で、身に着けること、触られること、いろんなことを嫌がります。
 歯ブラシで歯を磨くこと、こんな日常的なことが感覚過敏でできない子がいます。
 歯ブラシで歯を磨くだけで、本人にとっては強い刺激や強い痛みを感じていることもあります。他の人にとったら何でもないことなので、本人にしか痛みや刺激がわからず、周囲の人には理解してもらえません。
 触れる感覚が過敏だと歯磨きの他にも、日常的なことをいろいろ嫌がります。爪切りが苦手、耳かきが苦手、お風呂で身体をこするのが苦手です。ティッシュで鼻をかむのが苦手です。
 感覚過敏のその子には、強い刺激に感じるようです。
 帽子をかぶらない。靴を履かない。腕まくりが嫌い。首に巻くマフラーが嫌い。など、こんな服装の感覚が過敏な場合もあります。
 幼稚園や保育園で、みんなが被っている帽子を独りだけ被らない。独りだけ靴下を脱いでしまう。幼稚園や保育園の集団生活では、みんなと違う行動をするために困ってしまいます。

<うちの子の場合は>
 うちの子も触れる感覚の過敏がありました。
 歯磨きは大嫌い。お風呂で身体を擦るのは苦手。特に耳かきは大嫌いでした。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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