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幼児の発達の症状の特徴51

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の51回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

15 偏食、食べ物の好き嫌いが激しい。
<改善方法>
「好き嫌いをなくすために、家庭でやること」
(続き)
 ○調理方法を変えてみる
 焼いてダメなら揚げてみる。揚げてダメなら煮込んでみる。
 調理方法を変えると味や匂いや食感も変わります。
 味覚や匂いなどで好き嫌いを判断している子に効果があります。
 ○大きさを変えてみる
 一口の大きさ、細切れ、みじん切りなどにします。
 食べる大きさを変えると、食感が大きく変わります。
 唐揚げなんかも、細切れにすると食感は全然別物になります。
 食感で好き嫌いを判断している子に効果があります。
 ○生活のリズムを変えてみる
 朝早起きをして、体を動かしてから朝食を食べます。いつもと生活のリズムを変えて、お腹をすかせてから食事をしてみましょう。
 いつもは好き嫌いで食べない物も、お腹が空いて気分が変われば食べることがあります。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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