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幼児の発達の症状の特徴49

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の49回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

15 偏食、食べ物の好き嫌いが激しい。
 この偏食の特徴、何が好きで、何が嫌いなのかは、それぞれの子によって違いますが、とにかく偏食が激しいのが特徴です。
 ・固いものは食べない。
 ・赤や緑など原色のものは食べない。
 ・暖かいものは食べない。
 ・匂いがするものは食べない。
 ・形が違うと食べない。
 ・特定のもの以外は食べない。
 味はもちろん、固さ、色、温度、匂い、形などいろんな偏食の特徴をもった子がいます。
 偏食という特徴以外にも食事が苦手な場合が多く、噛むことができないとかなんでも口一杯に詰め込んでしまうといった問題もあります。

<うちの子の場合は>
 うちの子も、幼稚園の頃は固いものがダメでした。みそ汁やシチューとかをかけた柔らかいごはんしか食べませんでした。パンは全く食べませんでした。
 幼稚園の集団生活の中で、他の子の様子を見ながら給食を一緒に食べるようになって、偏食が徐々に解消されてきました。年齢とともにちょっとずついろんなものが食べられるようになりました。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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