小学生の発達の症状の特徴96
各年齢段階における発達の症状の特徴を解説します。乳児についての9回目です。
誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。
10 偏食、食べ物の好き嫌いが激しい
食べ物の好き嫌いが激しい特徴があると、離乳食を作るのが大変です。うまく食べられないのか、好き嫌いで食べないのかがよくわかりません。
感覚が過敏なので、味の好みはもちろん、においの好み、食べ物の固さによる食感の好み、色や形などの見た目、視覚の好みなど、いろんな要因があります。
発達障害の赤ちゃんには、偏食という特徴意外にも、食事が苦手な場合が多く、噛むことができない、何でも口一杯に詰め込んでしまうといった問題もあります。
<事例>
1 私の子どもも、偏食が激しい特徴がありました。
赤ちゃんの頃は、離乳食を食べられないので困ってしまいました。
2 私の子どもが赤ちゃんの頃は、固いものが全くダメ。噛むということができませんでした。噛んで食べることができない。なんでも飲み込むだけ。食事の時は、のどに詰まっちゃうのが、ずっと心配でした。
次回に続きます。