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乳児の発達の症状の特徴9

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 各年齢段階における発達の症状の特徴を解説します。乳児についての9回目です。
 誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

10 偏食、食べ物の好き嫌いが激しい
 食べ物の好き嫌いが激しい特徴があると、離乳食を作るのが大変です。うまく食べられないのか、好き嫌いで食べないのかがよくわかりません。
 感覚が過敏なので、味の好みはもちろん、においの好み、食べ物の固さによる食感の好み、色や形などの見た目、視覚の好みなど、いろんな要因があります。
 発達障害の赤ちゃんには、偏食という特徴意外にも、食事が苦手な場合が多く、噛むことができない、何でも口一杯に詰め込んでしまうといった問題もあります。

<事例>
1 私の子どもも、偏食が激しい特徴がありました。
  赤ちゃんの頃は、離乳食を食べられないので困ってしまいました。
2 私の子どもが赤ちゃんの頃は、固いものが全くダメ。噛むということができませんでした。噛んで食べることができない。なんでも飲み込むだけ。食事の時は、のどに詰まっちゃうのが、ずっと心配でした。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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