幼児の発達の症状の特徴37
今回から数回に分けて、各年齢段階における発達の症状の特徴を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。
それでは、乳児期の発達障害、知的障害の特徴から解説します。
乳児期はまだ発達障害や知的障害が確定できない場合がほとんどです。発達障害の特徴があっても年齢とともに改善されていく場合が多くあり、発達障害とは限りません。
それでも、早期に発達障害を発見することは、とてもたいせつなことです。小さい頃から療育を始めることができます。もしかしたら発達障害かも?と思ったら、子どもの特徴をよく見て様子を観察していきましょう。
<乳児(0歳児から2歳児)の発達障害、知的障害の特徴一覧>
・笑わない
・泣かない
・名前を呼んでも振り向かない
・言葉が遅い
・言葉がおかしい
・眠らない
・手をつながない
・指差しをしない
・人と目を合わせない
・偏食、食べ物の好き嫌いが激しい
・抱きしめると嫌がる
・かんしゃく など
乳児から、幼児へと成長していくと、だんだん障害の特徴がわかりやすくなっていきます。
次回に続きます。