幼児の発達の症状の特徴48
子育てをしていて、気になることが多々あると思います。少し気になることやわが子はどうなんだろうと不安な方がいらっしゃると思います。そのような方へ、最終回のアドバイスです。
「6歳から6歳半にみられる発達のチェック項目」
6歳から小学校に入学するために、さらに今までよりも発達の遅れによる問題が大きくなります。そのため、就学時健診などで発達障害であると診断されるようでしたら、子どものために6歳からの初等教育において、定型の発達をした子どもとは異なる選択肢を選ぶことも考えられます。
<生活や社会性の問題>
・他者との接触を好まず、目も合わない
・感情が不安定である
・同年代の子どもと接触も嫌がる
・予定の変更があると不安になる
・ルールなど常識的な振る舞いが身につきにくい
・ぼーっとして動かなくなる時がある
・集団行動が不得意
・自らを抑えることができない
・大きな声に敏感
・不器用で、道具をうまく使えなかったりする
・食事の際に、フォークやお箸がうまく使えない
・特に興味があることは追求していく
・やたらときれい好きなところがある
<運動能力の問題>
・転んだり、つまずいたりすることが多い
・バランス感覚が悪い
・運動が苦手で他の子ができることができない
<言語力の問題>
・独り言が多い
・うまく意思の疎通ができない
・単語を連続して話すだけで言葉に助詞がない
<記憶力の問題>
・興味のあることは覚えるのが早い
・数字などの一部のことについて記憶力が優れている
<就学時健康診断>
基本的に就学する前の10月から11月頃に就学時健診が行われます。この検診では、発達も含めた心身について健診が行われますが、小学校では幼稚園などよりもさらに複雑な人間関係や環境にさらされるため、発達障害と診断された場合には、通常学級以外の選択肢を提案されることもあります。(終わり)
次回に続きます。