小学生の発達の症状の特徴80
子育てをしていて、気になることが多々あると思います。少し気になることやわが子はどうなんだろうと不安な方がいらっしゃると思います。そのような方へ、3回目のアドバイスです。
「3歳から3歳半にみられる発達のチェック項目」
3歳からは幼稚園に入る子どももいるため、そういった子は親から離れ、集団行動の場に入ることになります。そのため、集団になじむ能力などの点で発達の違いが目立つようになります。また、発達障害かどうかは、3歳から4歳頃から診断されます。この時期には、3歳児健診も行われるので、心身共に発達の程度がわかります。
<生活や社会性の問題>
・他者との接触を好まず、目も合わない
・落ち着きがない
・初めてのこと、物、人、場所が苦手
・同年代の子どもとの接触も嫌がる
・予定の変更があると不安になる
・ルールなど常識的な振る舞いが身につきにくい
・ぼーっとして動かなくなる時がある
・集団行動が不得意
・大きな音に敏感
<運動能力の問題>
・転んだり、つまづいたりすることが多い
・ジャンプなど様々な運動が苦手
<言語力の問題>
・言葉遅れがある
・やたらと無口
・独り言が多い
・一方的に話すためにコミュニケーションが成立しない
<記憶力の問題>
・気に入ったものは覚える能力が高い
・数字などの一部のことについて記憶力が優れている
<3歳児健康診査>
3歳児健診では、心身の様々な健診が行われます。この際、発達の度合い、発達障害の有無も調べようとするので、この時にわが子について発達障害の疑いがあることがわかる場合があります。
次回に続きます。