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吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

運動は脳に良い

吉田洋一

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テーマ:運動と脳

 今回から「運動と脳の関係」について説明します。
 身体を動かすと、気分が晴れやかになるだけでなく、あらゆる認知機能が向上します。記憶力が改善し、注意力が研ぎ澄まされ、創造性が高まります。それ以上に知力にまで影響が及びます。
 ここ数十年の神経科学の研究が進み、運動が認知機能に作用することを立証する論文が、次から次へと発表されています。特筆すべきは、その人の「心の状態と幸福感」へも影響することです。つまり、運動は不安障害やうつ病のリスクを減らすだけではなく、それらを治療する手段として抗うつ剤やセラピーに匹敵する効果があります。
 最近の研究発表では、「マイオカイン」という、運動することで筋肉から分泌される生理活性物質が、他の細胞や組織や脳の活動を向上させることが発見されました。
 「運動は脳に良い」ということは今や誰でも認める常識ですが、その詳細なメカニズムはこれまであまり明らかになっていませんでした。運動と脳の知識をアップデートし、より効率的に脳を活性化でき、老化や認知症の防止にもつながります。
 次回に続きます。
 

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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