ITを駆使したサービスで若き起業家や経営者を勝利に導く（3/3）

会計の知識と実務経験を生かし起業家のブレーンとして活躍

　話しやすい会計事務所を目指した野村さんは、クライアントである起業家にとって、何でも聞ける経営アドバイザー。二人三脚で成功をつかんでいます。

　例えば、会社の立ち上げから関わったトレーニング・ジムの社長の場合、設立時は社会保険料の負担額から銀行への融資計画書作成まで、お金回りのシミュレーションをサポート。経営を軌道に乗せた後は、顧客単価の見直しやスタッフの増員などをアドバイスするに至っています。

　また、海外からも注目されている加賀友禅の壁紙を手掛ける友禅作家の場合も、法人化から支援。経営についてのアドバイスだけでなく、どういった人脈を広げていくことが必要かを話し合うまでのパートナーシップを築いています。

「夢を持って起業にチャレンジする方々は、みなさん特別なスキルを持っています。ですから、面倒なお金に関する事務作業はお任せいただいて、スッキリした頭で思う存分、自分の得意な仕事に時間を使っていただきたいのです」

　ITという武器を駆使しながら会計の知識と実務経験から戦略を立て、君主、つまり経営者と共に勝利をつかむ。そんな姿はまさに諸葛亮孔明のよう。これからも野村さんは、起業家にとって“水魚の交わり”のごとくブレーンとして活躍し、会計業界の新時代を切り開いていくことでしょう。

（取材年月：2019年1月）

■野村篤史プロのプロフィールを見る

⇒IT活用と資金調達のセオリーを知り尽くした経営サポートが強み